70年代ジャズ喫茶のマッチ箱

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    ジャズ喫茶ではないものや80年以降なども混ざっていますが、ご容赦ください。

70~80年代のジャズコンサートのチケット

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    1970年代~80年代中頃のジャズ、フュージョンのコンサートのチケットです。

70年代~80年代初頭のロックコンサートのチケット

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    1970年代~80年代初頭のロックコンサートのチケットです。 説明文に間違いがあったらご容赦ください。

JAZZ CLUB タローの1974-1977 ライブ・スケジュール表

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    昔、新宿歌舞伎町にあったJAZZ CLUB タローの1974-1977 ライブ・スケジュール表です。1975年のみコンプリートです。

JAZZ CLUB PIT-INNの1974-1977 ライブ・スケジュール表

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    JAZZ CLUB PIT-INNの1974-1977 ライブ・スケジュール表です。どの年もコンプリートではありませんが。

70年代中央線沿いライブハウスのスケジュール表

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    70年代半ば、中央線沿いライブハウスのスケジュール表です。少しだけですが。
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床屋 2014.4.5

この冬は積雪も多く、とても寒かった。
散髪して風邪をひきたくないと思い、床屋へ行くのを控えていたらけっこう髪が伸びた。
お陰で風邪をひかずに済み、ロンゲも悪くないと思ったりしていたのだが、少々癖毛のせいか髪が跳ねる。
落武者がサリーちゃんのパパになったようでもある。
あぶないおじさんと思われそうでもあるし、もう春なので、床屋へ行くことにした。
床屋は、歩いて数十歩。行きつけの床屋だ。

「おはようございます」
「いらっしゃいませ」
先客はいなかった。
マスターはテレビを見ていた。ヤンキースの試合のようだ。
「田中ですか?」
「うん、マーくん」

「初登板ですね、ライブですね」
と言いつつ椅子に座る。

「どうする?」
いつもの会話が始まる。
おいらはここ何年もマルガリータが定番だ。
いつもなら、ここで三分とか五分とか答えるのだが、たまには趣向を変えてみようと思う。

「おまかせで」
と言ってみた。

「よっしゃあ、まかせとけ!」
というポジティブな返事を期待したのだが、
「・・・おまかせって・・・」
アハ、マスターは口ごもってしまった。
が、ここでひいたら面白くない。

「じゃあ、おすすめで」
とフォローする。というか、たたみかける。

「はい、当店のおすすめね!」
という返事を期待したのだが、

「・・・」
マスターは益々固まってしまった。
どうも今日のマスターはノリが悪いようだ。
って、おいらは床屋のおやじに何を期待しているのだ。

「おまかせだとか、おすすめだとか、ここは寿司屋じゃねえんだ」
と、仕事前にマスターの怒りを買ってはいけないので、おいらは折れた。

「アハ、じゃあ普通でいいです。パンクとか無理でしょうし」
「そりゃあ無理よ。普通ね・・・」
「はい、普通で。ノーマルでいきましょう」

ここで一般には、前髪をどうするかといったやり取りになるはずなのだが、本件においてそのような会話は不要である。
それは、マスターがおいらの好みを熟知しているからではなく、おいらには処理すべき前髪がないからである。

まあ、一言で「普通」と言っても色々ある。
おいらは具体的な髪型について何ら注文していないので、それは結局、実質的に「おまかせ」と言っても差し支えないだろう。
マスターのセンス、腕の見せ所というわけだ。
へへへ、楽しみだ。

チョキチョキチョキ、鋏が軽快に動く。小気味良い音である。バリカンは使っていない。
ヤンキースは再逆転し、マーくんも調子を取り戻したようだ。
解説の田口氏が次のようなことを言う。
「バッターは、ピッチャーの一番速い球に合わせられれば、どんな球でも対応できるんです」
なるほどと思うが、「ほんとかな、そんな単純なもんじゃないだろう」とも思ったりする。
これを床屋に喩えるとどうだろうか。
丸刈りができればどんな髪型にも対応できる・・・。
そんなことはない。

「アメリカの球場は静かだね。日本の球場はうるさくてしようがない」
「そうですね、日本はやかましいですよね」
「試合そっちのけで応援してるんだから。何しに球場に行ってるんだかわかりゃしない」
「ほんと、試合の内容がわからなかったりして、ゲームを見に行くって感じじゃないですよね」
日米の野球文化の相違について語り合う。

マスターは入念に左右の切り具合を計りながら鋏を入れる。
どうやら左右対称の髪型のようだ。
バランスを意識しているのだ。さすがプロだ。
当たり前か。

髪を切り終えると洗髪し、マッサージ機を肩、背中、腰に当ててもらう。
おいらがあまり得意ではない髭剃りタイムも無事に過ぎた。

「はい、終わりました」
「ありがとうございました」

さて、出来栄えはどうか。
これが普通か。
うん、まあ普通と言えば普通かな。でも、悪くないね。
客の要望に応える、さすがプロの理髪師だ。

何だか、とっちゃん坊やみたいな感じもするが、素材を超えた作品はなかなかできるものではない。
まあ、さっぱりして頭は軽くなったし、サリーちゃんのパパと言われることはないだろうから、いいんでないかい。


★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

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コメント

西巣鴨にすんでた時の床屋さんは庚申塚通りにあって70歳は過ぎているとおもわれるおじいさんだった。ここでいつも3ミリくらいの丸刈りにしてもらうのだがバリカンを使わないですべてハサミできってくれる。
普通の床屋さんだと髪が伸びてくるにしたがって髪の毛があっちむいたり、こっちむいたりしてくるのだがこのおじいさんが切った髪はのびても整っているのだ
千葉の本八幡に引っ越した時に4軒も床屋さんを変えたけどどこもヘタッピーであっちこっちむいてしまう
結局1年くらいたったある日に本八幡から新宿線・三田線を乗り継いで切ってもらいにいきました
おじいさんに「どうしてた?」と聞かれたのはもちろんのこと
それから東京営業所を離れるまで通いつづけたおじいさんの床屋さんは
2年まえ訪れたら中華料理屋になってた 
息子夫婦がべつの場所でやはり床屋をやってたので
おじいさん床屋は年齢のせいで店をたたんでしまったのだろう
こんなところでも東京はどんどん変わっていく
さみしかった

今はどうしてるかって?名古屋でも3軒変わったどこもヘタッピーで
床屋さんにやってもらうのはやめました
嫁さんにバリカンでやってもらってます

放浪人さん
西巣鴨、、大正大学がありますね。随分昔に行ったことがありましたっけ。
3mmの丸刈りを鋏で切るというのは、相当な技術がいるでしょうね。
丸刈りってバリカンでするものと思っていました。

床屋さんの上手い下手って歴然とありますよね。
おじいさんの床屋さんは優れた技術をもっていたのですね。
勿論私はその床屋さんのおじいさんを知りませんが、放浪人さんのコメントで何となくイメージが浮かびましたよ。
店じまいとなったのは、残念ですね。
古き良き文化や風景が失われていくのはほんと寂しいですね。

いい床屋って案外見つけるのが大変なんですよね。
今は愛妻カットなんですね。
奥様も腕を上げてきていることでしょうね。

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★ライブの予定

  • ライブ・・・
    ★8月20日(日)14時スタート すみだストリートジャズフェスティバル 8/18~20に行われる墨田区ひとつになる音楽イベント。 場所:VIBAR(ビーバー)押上駅前 東京スカイツリー東交差点 住所:東京都墨田区押上1-15-10 ヤユキビル 3F 時間:ROSSAの演奏は14:00~14:40の予定ですが30分ほど前後する可能性があります。メンバー:田中(Guitar)、渡辺(Violin)、私(Drums)
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