70年代ジャズ喫茶のマッチ箱

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    ジャズ喫茶ではないものや80年以降なども混ざっていますが、ご容赦ください。

70~80年代のジャズコンサートのチケット

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    1970年代~80年代中頃のジャズ、フュージョンのコンサートのチケットです。

70年代~80年代初頭のロックコンサートのチケット

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    1970年代~80年代初頭のロックコンサートのチケットです。 説明文に間違いがあったらご容赦ください。

JAZZ CLUB タローの1974-1977 ライブ・スケジュール表

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    昔、新宿歌舞伎町にあったJAZZ CLUB タローの1974-1977 ライブ・スケジュール表です。1975年のみコンプリートです。

JAZZ CLUB PIT-INNの1974-1977 ライブ・スケジュール表

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    JAZZ CLUB PIT-INNの1974-1977 ライブ・スケジュール表です。どの年もコンプリートではありませんが。

70年代中央線沿いライブハウスのスケジュール表

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    70年代半ば、中央線沿いライブハウスのスケジュール表です。少しだけですが。
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昔の音源

  • Woman I'm Tryin' 198X rec.
  • 楽園 198X rec.
  • 下町の女(ひと)198X rec.
  • Windows_1976_rec.
  • Spain 1976 rec.

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駒場米

私は友人と共に米屋にいた。
友人はお目当ての米が置いてあるのを確認したようだ。
レジで店主に「駒場米10キロ」と告げた。
店主は答えた。
「2,380円です」
友人は財布から千円札と小銭を取り出し、支払いを済ませた。

その値段が安いのか高いのか私にはよくわからない。
スーパーで袋入りで1,780円といった値段のものを見かけることがある。
あれは10kgだったか、それとも5kgだったか、どっちだったろうか。
それが10kgの値段だったなら、駒場米は比較的高い米に属する。
それが5kgの値段だったなら、駒場米はかなり安い米ということになる。

友人はなぜ「駒場米」を購入したのだろう。
家人にでも頼まれたのかもしれない。以前食べたことがあり、それが旨かったのだろうか。
そもそもなぜこの時期に友人は私を連れて米屋に来たのか。
師走に入ったことだし、年末から正月にかけての備蓄を用意しておこうという魂胆だろうか。
魂胆って言うのは言いすぎだ。別に悪巧みしているわけではないのだ。

それにしても、「駒場米」という銘柄は聞いたことがない。
T大の実験農場あたりで収穫され、特定の米屋にのみ流通するものなのかもしれない。
食べると頭が良くなって、T大に入れるくらいの知能が得られるとか、そんな効能があるならば、食べてみたい気もする。

せっかく米屋に来たのだから、私も米を買って帰ろうと思う。
レジを見ると、4,5人の人が並んでいる。
早く並んだ方がいいようだ。

私はレジに並びながら、横に陳列されているどの米を購入しようか検討し始めた。
「夢」という銘柄があった。なかなかロマンのある優雅な名前だ。1,980円である。駒場米よりも安い。
それにしてみようか。
しかし、米屋で「夢」を買うというのは、あまり夢があるとは思えない。
日々の糧である米はそれは大切なものだ。
しかし、その「夢」はあくまでも米以上にはなり得ない。
買って炊いて食べたなら、それは「夢」を食べることになる。おまえはバクか。
人に話したら、笑われるだろう。

よし、「夢」よ、さようなら。「駒場米」にしてみよう。
でも、初めての銘柄だ。口に合わなかったらもったいない。
私は、友人の買った「駒場米」2,380円の半分にしようと決めた。
丁度レジが私の順番となり、私は「駒場米5kg」と告げた。
えーと、2,380円の半額だから・・・うーん、私はなぜか咄嗟の計算ができない。
えーい、面倒だなと思い、財布にあった1万円を取り出し、店主に手渡した。

店主が1万円を受け取る。
この店主、よく見ると、ジャズジャーナリストのO氏に似ている。少しウェーブのかかったセミロングのヘアースタイルで、なかなかシブイおじさんである。米屋のオヤジはあまり似合わないと思うが、実はジャズが好きだったりするのかもしれない。店の奥にはオーデイォルームがあってJBLのスピーカが置いてあったりするのかもしれない。まあ、そんなことはどうでもいい。

店主は、1万円をレジに納め、釣銭を私に渡そうとする。
まず大きいのから、ということなのだろう、五千円札と千円札を織り交ぜて私によこした。
私はそれを受け取りそのまま財布に仕舞った。

しかし、この店主も計算が苦手なようだ。
「えーと、あといくら上げればいいのかな?今いくら渡したっけ?ちょっと数えてみてくれない?」

「えっ?今もらったお金ですか?」
私は財布から、もらった札を取り出そうとする。
しかし、一旦自分の財布に入れてしまったので、すでに財布にあった札と混ぜこぜになった。
多分もらったはずの札を取り出してみると、五千円札が二枚重なっているようでもある。
もし五千円札二枚と千円札の組み合わせでもらっていたのならば、支払額を超える釣銭を受け取っていることになる。
米を買ったら、お金が余分についてきたなんて、ラッキーなことだが、それを分かって受け取るならば不作為による詐欺だ。

「まいったなあ、お釣りいくらもらったかわからないよ」
「あらら、それは困るわあ」

困っているのはこっちの方だ。
財布の中身を把握していたならば、この問題はすぐに解決するのだが、あいにく財布の中身を数えていなかったので分からない。

「おじさん、ちょっと待ってください。考えてみるから」
「うん、考えてみてよ」
って、考えてみたところで、分かる問題ではないのだけれど。

大体この米屋、レジといっても、そのレジはバーコード読み取り機能などなく、単なる貯金箱みたいなもので、おじさんは、ボタンを押すこともなく、そこに客から受け取った金を入れたり、釣銭を出したりしているだけなのだった。
今時テキトーすぎないか、これでよく商売やってけるよなあ、と感心してしまう。

感心している場合ではない。後ろに並んでいる客が何をしているのだと、やきもきし始めた。
他の客に迷惑をかけるのも、店の営業妨害となってしまうのも気が引けるので、私は、レジを横にそれて、もう一度、札を受け取ってから財布に入れるまでの自分の動作を確認しようと試み始めた。

うーん、やっぱり、わかんねえ・・・

「これじゃあ、駒場米買って、コマッタバイだ」

駄洒落とも言えぬ独り言をつぶやいたところで、目が覚めた。


The End


★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

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コメント

こういう、おじさんっていそうだよ
お金に執着のない店主と
これまた大雑把なキーちゃん
山奥の村のよろず屋さんでおきた10年に一度おきた大事件だぁ てな具合
のんびりした夢だね

米1780円で5kgならやすいでしょう
私は本八幡で単身赴任のとき
日曜日の安売りの1500円5kgのをたべてました

これは、嫁が遊びにきて食べたときに不味いといってましたが
私はべつにまずいとはおもわなかった
今は米の偽装が問題になってるからひょっとしたらインチキ米だったかもしれないけど

いつか日本中の米が不作でタイ米を緊急輸入したときに
どうやったらタイ米をおいしくたべられるかってマスコミでさかんにさわいでいました
前述どおり私は気にならなくてまずいとおもわなかった
それよりも せっかく融通してくれたのにタイの人に失礼だよなとおもってました
おひとよしかな

放浪人さん

アハ、何ともオバカな奴同士のボケーとした夢でした。

1,780円はやっぱり5kgでしたね。広告の品かもしれませんね^^

昔は標準米というのがありましたっけ。
やっぱり、コシヒカリなどを食べると、違うなあって思いましたね。
今の米はどれも旨いですよね。

タイ米、ありましたね。細長いやつ。
慣れ親しんだ味が一番と思うのはしょうがないけれど、地域によって食文化は違うし、人の味覚も違って当然ですね。
タイ米にはタイ米の良さがあるでしょう。タイの人からみれば、日本の米は、何じゃこの米は!ってことになるかもしれません。
白いお米を食べられるだけで、感謝しなくちゃね。

そういえば、家から歩いて行ける酒屋が3件ほどあって、たまにタバコを買いに行ったりします。
タスポを持っていないので店に入って直接買うのだけれど、一番近い店のおじさんはまあ普通の対応、一番離れた店のおじさんは愛想が良くて、寒くなりましたねとか、暑いですねとか、会話する。
距離的に中間の店のおじさんは無愛想そのもので、面倒くさそうに応対する。まるで、「買いにきやがったか」と言いたげな態度でさ、おいらは「こっちは客だぞ」と言いたくなる><

まあ、愛想の良し悪しはともかく、釣銭をちゃんと渡してくれない店は、だめだこりゃってことになりますね。
その前に自分がちゃんと計算能力を身につけないと><

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★ライブの予定

  • ライブ・・・
    ★8月5日(土)18時半スタート 狭山市入間川七夕まつり バンド名は「亞茶風見」です! 場所:入間川七夕まつり広場ステージ 交通:西武新宿線 狭山市駅 時間:亞茶風見の演奏は18:30~18:55の予定ですが前後する可能性があります。 メンバー:藤ともこ(三線,ウクレレ,Vo)、田中(Guitar)、渡辺(Violin)、私(Drums)、 ★8月20日(日)14時スタート すみだストリートジャズフェスティバル 8/18~20に行われる墨田区ひとつになる音楽イベント。 場所:VIBAR(ビーバー)押上駅前 東京スカイツリー東交差点 住所:東京都墨田区押上1-15-10 ヤユキビル 3F 時間:ROSSAの演奏は14:00~14:40の予定ですが30分ほど前後する可能性があります。メンバー:田中(Guitar)、渡辺(Violin)、私(Drums)
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